さぁ(いつも言ってる気もしますが)ライセンスコースの季節です。
器材がないと呼吸すらできないという点で、宇宙に行くのと同じ環境という意味では、ダイビングは想像以上にメンタルにプレッシャーを感じるスポーツです。泳げない、過去に溺れたトラウマがある、閉じ込められた感じがする、苦しいなど水に関して非常にネガティブな印象をもつビギナーさんは、講習1日目から試練な時間になりやすくなります。

そういう方のために、我々指導員がいるんだと思うんです。
「慣れだよ」「気合いだよ」「根性だよ」「一回やってみたらできるかもよ」
そんな薄っぺらい言葉をかけてお客様が自信持ってくれるでしょうか?
海を楽しむだけの心の余裕を持ってもらえるような講習になってるでしょうか?
自分が持ってる指導力の引き出しの数はそれだけでしょうか?

1回ちょろっとやってできないだけで、「ダイビング向いてない」なんて決めつけるのは早すぎる。
1を伝えて1をできる人もいれば、
10伝えてようやく1できる人もいる。
誰しも向き不向きがあります。
ダイビングじゃなくて、英語でも楽器でもヨガでも仕事でも同じことが言えます。

最終的にできればいいと思うのです。
お客様がやめると言わない限り、僕らが諦めちゃいけない。

そんなこと考えながら講習担当していました。

絶対「やめる」と言わない。「みんなと潜りたい」とまっすぐ言う。
逃げずに向き合えばちゃんと結果が出るんだって事をOさんが証明しました。
あれだけ顔を水につけられなかった人が、水中ピース出来るくらいに。

「やった、出来た!なんか楽しくなってきました。」
その一言が僕らの心の燃料です。

お客様がやめると言わない限り、僕らが諦めちゃいけない。
次回は海洋実習、お待ちしています。