今夏は水難事故が非常に多い。

こんにちは、イケダです。
今年は海水浴やシュノーケリング、海川湖問わず水難事故が非常に多い夏です。過去ワーストの水難者1742人だった2016年を超える勢いとも報道では言われています。

ダイビング指導団体の集まりであるCカード協議会からも、「ちゃんとやってよ!」的なお知らせが回ってきました。

(今年から我々が移籍した世界最先端のカリキュラムを誇るSNSIもちゃんと入ってます)

原因を突き詰めると、事故になるには必ず理由がある。

お酒を飲んで海に入ったとか、潮が複雑な遊泳禁止の海域に入ったとか、浮力装備を付けずに水着一枚であそんでたとか、僕らダイバーから見たら「そりゃ事故るよ」と愕然とするくらい、安全のイロハが守られていない場合がほとんどです。

そのイロハを習う場所が、ダイビングで言えば「講習」です。

(ダイビングの講習でもシュノーケリングから始めます)

海中=宇宙

海水浴やサーフィンやジェットと違い、僕らダイバーは海中に入ります。器材がないと呼吸することすらできない環境という意味では、海中は宇宙と同じです。あのNASAの宇宙飛行士さんたちも、宇宙での活動の練習を大きなプールでスクーバ背負ってやっているそうです。

(この動画は欧州の機関の人たちがNASAのプール使ってる、みたいな感じのようです)


無重力の中で宇宙探検のような冒険を味わえる、それがスクーバダイビングの魅力の根源だと僕はいつも説明します。ただ、水はニンゲンにとって快適な環境ではないので、そのリスクを認識する必要があり、それを練習する必要があります。

写真家さんに言われた言葉が、ダイビングにも当てはまる

以前写真家さんに、「photographの語源はphotoが光、graphが影なんだ。光と陰がうまく合わさって写真という一枚の芸術ができるんだ」という話を聞いて、ダイビングの講習にも当てはまるなと納得したことがあります。楽しい情報と危ない情報、2つ意識して初めて、正しいトレーニングになるんだよな、と。

僕は基本的にも応用効かせてもバカで、自制しないと冗談しか言わないチャラいキャラになります。写真家さんの言葉を受けて、いつの頃からか僕は、受講者の方に「このスキルを練習する理由は、以前こんな事故があったからです。それは・・・」と事故の話バンバンするようになりました。

もちろん必要以上に怖がらせる表現はしません、したくありません。楽しいこともバンバン伝えます。受講者の反応を伺いながら光と影のバランスをめちゃくちゃ考えます。

全ては受講者の方の安全のためです。

命をかけて遊ぶ場所ではない。

「マンタ見れたら死んでもいい!」冗談でそんなことを言う人がいます。でも実際見れても死のうとしません。「もう一本潜る!」と言うでしょう。実際命をかけて潜っているレジャーダイバーなんかいないのです。

むしろ命賭けちゃダメです。海はそんな場所じゃないです。

(言いたくなる気持ちもわかる、マンタのパレード。去年のモルディブトリップで撮ったもの)


大げさと思われるかもしれませんが、大自然ってそう言う場所です。ニンゲンは自分で環境整えて作ったプールでも溺れるくらいなんだから、海や河川、湖で、足がつくところなら安全なんて言い切れるわけがないのです。

意外なことですが、ダイビング事故の70%は水面で起きていると言われています。
海水浴やシュノーケリングもきちんとした器材を、正しく装備し、確実に使いこなす必要があります。

「海で溺れないための3つの確保」

最後に僕がダイビング講習で教えている「海で溺れないための3つの確保」をお伝えします。
1:視界(マスク、ゴーグル)
2:浮力(BC、ライフジャケット、スーツ、浮き輪など)
3:呼吸(シュノーケル、レギュレータ)

あなたはマスクが曇るからと、水面でおでこに乗っけてたりしませんか?
お友達と話すからとすぐにシュノーケル外していませんか?
浮いちゃって素潜りできないからと海パンのみで水に入っていませんか?
それ、全て溺れの原因です。

視界、浮力、呼吸。どれか一つ欠けても溺れやすくなります。

あともう少しで夏も終わります。
海は最高にエキサイティングなところです。
笑って家に帰りましょう。あなたの帰りを待っている人がいます。

海、潜りたいな。と本気で思ったら登録してください。急ぐ必要はありません

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