久しぶりに、西伊豆の秘境へ
陸が河津桜で盛り上がっている今日
我々は春の風であるナライ(北東の風)をかわして
西伊豆の秘境へやってまいりました。
晴天で真っ青な空に、雪化粧で白くなった富士山がチラリ。
顔をつけると、キラキラな水中。
見上げると水面もキラキラと輝いておりました。
えっ!?
先日の大寒波で地形が変わった!?
いざ、潜ろうとすると驚きの情報が入りました。
1月の大寒波で堤防周りの地形が一晩で変わったと。
ちなみに、
寒波前去年の5月の堤防の先端がこんな景色でした。
コンクリートブロックが砂に埋もれていて
そのまま緩やかに砂地の斜面が続くそんな景色。
それが一変して、絶壁に
波のエネルギーで砂が全部掘られてしまい
コンクリートが剥き出し&ボロボロに。
一つでも崩れたら、
そのまま雪崩が起きてしまうので
みんなで中性浮力をとって上を通過中です。
自然のエネルギーには
人類が敵わないんだと感じられる
光景が目の前に広がっておりました。
絶壁の下に到達すると、
塹壕のように大きな溝ができていて
一番高いところには
その大寒波で沈んだ船の船底の板が転がっていました。
そこが、大寒波前までは海底だった場所。
(左上にうっすらと見える、薄い白い板がそれです)
一晩で変わった景色。
台風が通過した後に
水中の岩が移動しているのは多々見てきましたが
こんなのは初めてでした。
潜った後には嬉しいお土産が
近くの農家の方が
風で落ちてしまったみかんを大量に持ってきて下さったそうで
センターの土屋さんから
「傷んでしまう前に、良かったら皆さんで召し上がってください」
と嬉しいお裾分けがありました。
美味しいのを知っている方が
その場で食べ出して
あたりには爽やかな香りが漂いました。
その香りに刺激されたのか
皆さんが手に持っていた白いビニール袋は
あっという間にオレンジ色に染まっていました。
帰り道は、桜を我々で独り占め
行きの車で話題になっていた河津桜。
夕陽に照らされて、
一段と明るくなったピンクの花を
青空と一緒に撮影する皆様。
日陰の方が、ピンク色が濃くなるのも面白かったですね。
西伊豆にきたからには
富士山も見て帰りましょう!
西伊豆で潜るとほとんどのポイントから見える富士山。
井田周辺は特に大きく見えますから
こちらもしっかりと押さえておきました。
撮影の仕方によっては、
空が青にも黄金色にもなる時間帯。
朝の話題にあった通り
みんなが色を見ていたのが印象的でした。
こんな感じに思いっきり満喫していたら
あっという間に日が暮れてましたね。
ご参加くださいました皆様、
通常よりも遅いお時間までお付き合い頂き
本当にありがとうございます!!
今度は、海藻モジャモジャの井田も遊びに行きましょう!!