ありがたいことにネット上の口コミで
お客さまからご感想をいただきます。
本名じゃない分、
「あの人かな?もしかしてこの人かも?」
なんて推理しつつ、
読んでいて
思わず熱くなるコメント
背筋が伸びるご意見
こんなにいただけて
ありがたいな、と思います。
そしてできる限りその人に届いてくれ
と込めながら返信を打ちます。
これはその中のお一人に書いたことを
ちょっと手直しした内容です。
ーーー
僕がダイビング始めたばかりの時は、
あれができない、これも下手くそ、
皆さんに迷惑をかけて・・の連続でした。
中性浮力とれるようになりたいな
エア持ちが良くなるには
とか、ずっと悩んでいたけど
技術的に教えてくれる人が
周りにいなくて
とにかく周りをみて盗もうとしていました。
自称ベテランの方に
「練習は裏切らないぞ!」とか言われて
かえって変なフォームがついてしまうような
反復練習させられたりする苦い経験もしました。
練習は裏切らないと思いたかったけど
「正しくない練習は裏切る」
という大きな学びを得ることができました。
僕が提供できるトレーニング内容は
この業界に入り、
多くの先輩方から直接教えていただいたり
盗み見ながら真似させていただいたり
違うスポーツや武道の大家、
プロのメンタルトレーナーの方に
お話を伺ったりしながら
今のラフィンのスタイルに
つながっています。
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僕は気が弱いので
いただくコメントを見るのが
本当は怖いです。
ボロクソに書かれてるんじゃないか。
「練習きつすぎる」と思われてないだろうか。
こちらの「よかれ」が重すぎてないだろうか。
慢心して出てしまった失態で
せっかくの休日を台無しにしていないだろうか。
でも実際にいただくコメントが
「海が楽しい」とか
「こんなハマると思わなかった」とか
ありがたいものばかりで
あぁうちのお客さんたち、
本当に優しいな、最高だな。
とシミジミしています。
なんでこんなこと
書いてるかと言いますと
この業界にお世話になって25年、
そこそこベテラン扱いしてもらえている中で
ここ数年、ずっと自問していることがあるからです。
ダイビングを始めたばかりの
あの下手くそな僕が
今の僕を見て思ってくれるだろうか?
「こんなイントラに出会いたかった!」と。
そして
何をあと、どれだけやれば
そんな指導員になれるんだろうと。
伊豆からの帰りの車中で
仕事終わりでクタクタのベッドの中で
あなた方一人一人が書いてくれたコメントが
そして
まだコメントくれていない
無言のあなたの存在が
慢心しかける僕の頬を張ってくれて
そして、がっちりと支えてくれています。
「ひょっとして何かを成し遂げたつもりで
いるんじゃねえだろうな」と
さぁ、春が来ちゃうよ。
がんばりますね。
THA BLUE HERB "THE BEST IS YET TO COME"