秋になると東風が吹き東伊豆のダイビングポイントが荒れてしまいやすくなります。そんな時に西伊豆へ移動すると、風を伊豆半島がブロックしとても穏やかな海況で潜る事が出来るんです。
この日も北東の風が強く、西伊豆の獅子浜へやってきました。
アドバンスコースの方が3ダイブしている間、すでにダイバーチームの皆さんでスキルの個人練習をしました。
最近アドバンスコースが終わり、もっと上手くなろうとレスキューコースへ進んだ皆様に立ちふさがるのは、水中でホバリングしながら、バディと器材を交換するという『器材脱着交換』というスキル。
やった事がある皆様が「難しい!」「浮いちゃったよ、くそ〜」と悔しがるレスキューコース最大の山場といってもいいのかも知れません。
まずは個人でホバリングの脱着が出来ないと先には進めませんので少しアドバイスをしてからどんどん練習して頂きました。頭では分かっているのに!を頭だけでなくて体にも覚えさせる。
なんとなく個人で上手くいってから、実際に交換をしてみると上手くいかない。相手のBCの勝手が分からずに慌ててしまったり、緊張感から呼吸が乱れてホバリングが安定しなくなるんです。
2本目、クールダウンするようにのんびりと潜り終わったあとに、少しだけ練習出来そうな時間があったので「アドバンスコースの皆さんが上がってくるまで、もう少しだけ潜りますか?」と聞くと皆さんが全員潜って黙々とホバリングの練習をしていたのがなんだかとても嬉しかったです。
お伝えできる技術をもっと増やせるように私も頑張ります。
皆様、お疲れ様でした。
最近恒例行事みたいになっています。
真ん中に居たい小池さん。#獅子浜 #西伊豆ダイビング #集合写真 pic.twitter.com/VsyHIsKo5U
— 今年はそんなに黒くない 市ノ川 恵子 (@keiko_makkuro) 2017年9月23日