8月は今年もあっという間でした・・・。楽しかった!!
今日は同じ金星を見ているよ。だいたい西にあるよ。これからダイビングライセンス講習初日の宴会だよ。 pic.twitter.com/TSw0Dnq6zA
— 池田大峰 伊豆の爆笑ダイビングインストラクター (@Laughin_DIVE) 2018年8月21日
ということで、無事に平成最後の夏も終わり、ベストシーズンの秋が始まろうとしています。9/15からのイセエビ漁解禁に伴って、我が城ヶ崎海岸のポイント近辺の最終エキジット時間が16:30から15:00に早められると、もう「夏が終わったー!!」というような気分になるんですけどね。だから、それまではなんとなく夏と秋の混じった感覚で潜っています。
あ、あとはナライ(北東風)が吹き出すと、こっちでは秋を感じます。ただ台風が今年は大量生産中で、まだまだヤキモキすることになるんですけどね。うちのお客様、ぜんぜんキャンセルしないし。「え?台風?とりあえず伊豆いくわ!」みたいな人たちばっかしだし。逆らえない自然の脅威との板挟みでココ最近は悩みっぱなしでした。
おかげ様で台風一過も潜れています。透明度落ちてなくて良かった。 pic.twitter.com/cub5nhyKyV
— 池田大峰 伊豆の爆笑ダイビングインストラクター (@Laughin_DIVE) 2018年9月5日
9月のライセンスコースもおかげさまで全日程で満席。11月までのご予約を開始しました。水温まだぜんぜん落ちないし、夏生まれたサカナが大きくなって、透明度も高くなるベストシーズンなので、夏に体験やって火が点いちゃった方、ぜひどうぞ。
LINEからのご質問が非常に多くなった年でした
今年一番のお問い合わせツールはLINEでした。匿名で聞きやすいんでしょうね。いろんなご質問をお受けしました。
うちのサイト、特にライセンスコースのページは、ただでさえ文章量が多くて読むのすんげーめんどくさいのに、内容もすんげーめんどくさいことを書いています。僕にとっては当たり前のことなんですけどね。
他店でダイバーになった方が、そこのお店じゃ上手くならなくてということで、体験参加。僕らにとっては当たり前のスキルやチェック項目も「そんなの習ってない」の連発。イントラは手抜きしないでちゃんと講習してあげて欲しいな。お客さんは一生懸命身につけようとしてるんだから。 pic.twitter.com/4hp76mMMTW
— 池田大峰 伊豆の爆笑ダイビングインストラクター (@Laughin_DIVE) 2018年9月1日
海のキレイな画像や、水着のおねーちゃん画像をフンダンに貼りまくって、大したものじゃなくても特典やプレゼントを思いっきり目立たせてサイト内に配置して、もっとチャラいテイストにすれば、もっと自分の会社が大きくなれるんでしょうけど、僕そういうのダサいって思っちゃうんですよね。我ながらめんどくさい。
きちんと説明したい。ダイビングの楽しさと同じくらい、海の厳しさも。
以前写真家さんに、「photographの語源はphotoが光、graphが影なんだ。光と陰がうまく合わさって写真という一枚の芸術ができるんだ」という話を聞いて、ダイビングの講習にも当てはまるなと納得したことがあります。楽しい情報と危ない情報、2つ意識して初めて、正しいトレーニングになるんだよな、と→それを書いた記事
ダイビングの楽しさを伝えたら、
同じくらい、海の厳しさも伝えなきゃいけない。
それは指導員の責任です。
そんなめんどくさいサイトをご覧になった方からいただくご質問。その多くがダイビングに対して非常に真面目なものが多く、返答するのにすごく気が引き締まります。どうすれば伝わるか悩みに悩んで書き終わるのに数時間かかることもしばしばです。
がんばった割には、その後ガン無視されるなんてこともしばしばです笑。期待してた返答じゃなかったんでしょうね。すみません。
#ダイビングライセンス コースお申込み前のご質問、何度でも受けるし、毎回真剣に考えて返答するけど、 ご質問の回数が多い人ほど成約する可能性は低くなる。
決断力のない方と括ることもできるけど、きっと期待してた返答をあげられなかったんだろうな。相性の合うスクールに巡り会えるといいなあ。 pic.twitter.com/7b682N1kV5— 池田大峰 伊豆の爆笑ダイビングインストラクター (@Laughin_DIVE) 2018年9月4日
泳げなくても大丈夫?とか、年齢いってるけど面倒見てくれる?とか、不安な気持ちをそのままストレートにぶつけてくる方も多いです。多分「大丈夫ですよ!」と言って欲しいんだろうなと思うんです。
でも海のリスク知ってるからこそ、会ってもいない人にそんな無責任なことは言えないんですよね。
あと質問の内容もそうですけど、お客さんが送ってくる「質問をする行為」の目的が、「その返答の仕方でそのスクールやイントラが本物かどうか見極める」ことなんじゃないかと思うんです。だからこそ、ちゃんと説明しなきゃって長文になっちゃうんですけどね。
潜るのはあなたです。
僕らはあなたを指導するのが役割です。
1から10まで介護みたいなことはしません。
でも、ビギナーさんが最終的に僕らがいなくても楽しく潜れるようになるまで、ダイビングの上達を提供し、あなたの毎日を夏やすみにします。
好きな時に来店し、席に座って、好きなお料理を注文して、出された料理と時間空間を、受け身で楽しむ。飲食業で例えるなら(乱暴な例えですが)これはレストランです。
僕らがやっているのは、「料理学校」です。ダイビング業界で言うところの「インストラクター(指導員)がいるスクール」です。
我流や受け身の姿勢が一番上達が遅く、そして事故に繋がります。そんな包丁の持ち方は危ないですよ、と何度でも注意します。もっとこうした方が時短でおいしい一皿ができあがりますよ、とアドバイスします。
潜るのはあなたです。安全の保証もないむき出しの大自然であるがゆえに、海はあなたに主体的な姿勢を求めてきます。メンタルを丸裸にしてきます。本気でやった方が楽しいですし。いい大人がたかが遊びに本気になるって最高ですよ。中途半端な遊び方だとストレスぶっ飛ばないし。
昨日の #オープンウォーターコース 最終日より
認定をみんなでお祝いするこの時間が幸せで大好きです。 pic.twitter.com/saqXtd1FJs— 市ノ川 2ブロック 恵子 (@keiko_makkuro) 2018年9月4日
お金を頂く前に言わなくちゃいけないと思う
僕の立場上、何を言っても営業トークとして受け止められてしまうでしょう。だからこそ、お金を頂く前に本音を言わなくちゃと思う。海は危険だから本気でやってくださいと。
人間は器材がないと海中にそんなに長くはいられません。陸上の常識が通用しないので、「海にフィットするための、心身の変化」を求められます。
(こんなこと書くと怒られちゃいますが)自分は1mmも変わろうとしないで、イントラに全責任負わせて、海中に連れて行って貰おうくらいの軽いノリの人たちを相手にするの、僕はホトホト疲れちゃいました。危ないんだもん、話ぜんぜん聞いてくれないし。やっちゃダメってことを確実に遂行して勝手にパニックになるし。練習嫌がるし。なのに自身を過信してるし。
「不安だし怖いし続けられるかどうかなんてわからない」そんなの新しい世界に飛び込むんだから当たり前のことです。だからこそ、誰に習うのかが大切なんじゃないのかなと思うんです。あなたのご志向はレストランなのか、料理学校なのか。
海は最高です。ダイビングは最幸です。
納得行くまで質問しまくってください。
あなたと相性のあうスクールが、見つかりますように。
海のリスクを知っているダイバーほど、自分を過信せずに、謙虚に向き合い、海に畏敬の気持ちを持ち、練習を怠らない。
それをめんどくさがる人は、海へのリスペクトが足んない。できてるか僕も自問自答しよう。 pic.twitter.com/SiQXH5ZMcX— 池田大峰 伊豆の爆笑ダイビングインストラクター (@Laughin_DIVE) 2018年8月9日