やってみよう、ボートダイビング!
ラフィンがある城ヶ崎海岸エリアは、深度が深く取れるビーチポイントが豊富にあるので、ビギナーさん用の講習はビーチでやる事が多いです。より安全ですし、耳抜きもしやすくて安全、ボート代がかからない分安くもできます。
ビーチダイブももちろん楽しいのですが、もっと面白い海中世界が待っているとしたら、あなたは行ってみたくはないですか?
今回はそんなダイナミックな「ボートダイビング」についてお話します。
海外や南の島でのダイビングはほとんどボートです。
ボート未体験の方も、南の島ビギナーの方も、知識を得れば不安感がなくなるでしょう。
それどころか、ボートダイビングのダイナミックさを早く味わいたくなっちゃうかもしれません。
伊豆の海。飽きない。南のリゾートに行きたいけど我慢して伊豆で頑張ってる人にも、伊豆をバカにしている人にも、みんなに見て欲しい。 pic.twitter.com/0GoUEfajTY
— 池田大峰☻伊豆ラフィンダイビングスクール (@Laughin_DIVE) September 12, 2019
それはボートダイビングで得る経験や景色こそが
雑誌やTVが伝える「ダイビングの魅力」であり、
1年中海から離れない本物のダイバーが愛してやまない世界だからです。
それをあなたにもぜひ味わっていただきたいと思っています。
ダイビングのスタイルには2種類あります
さて、ダイビングにはざっくり言うと2種類あります。
- ビーチダイビング(浜からエントリー)
- ボートダイビング(船からエントリー)
岸からは遠くてとても行けないような遠くの沖合でのダイビングを可能にするのがボートダイビングです。
そして、ボートダイビングにはメリットがいっぱいあります。
- 行動範囲がビーチよりも広くなる
- ビーチポイントよりダイバーが少ないので海が荒らされにくい
- 魚影(群れ)が濃くてギョエー!
- 海がものすごく広く感じる!
- 魚1尾がでかい!
- 重いタンクを背負って歩かなくて済むので楽ちん
などです。
ボートの種類
利用するボートにもいろいろな種類があります。
ラフィンがトレーニングやトリップでよく使うのはこちらの4種類です。
・和船(雲見)
360度どこからでも入れるのが和船の魅力。船によってはリフトがついているところも。
・クルーザー(神子元)
より外洋にでることに特化した形に。
・バンカーボート(フィリピン)
フィリピンのボートの形と言えばこれ。アウトリガーがついているため、揺れずに船酔いしにくいです。
・サファリ(モルディブ)
客室やリビングルームがあり、航海中はこの船でずっと過ごします。贅沢な気分を味わうならサファリです。
エントリーの仕方
そして、船の形や大きさによって、エントリー方法が変わります。
一般的なのはこの2つですかね。
バックロール
ジャイアントストライド
ボートダイビングにも2種類ある
アンカリング
ボートを錨(アンカー)で固定し、ダイバーが最終的にボートに戻ってくるスタイルのことを「アンカリング」と呼び、ボートを中心とした比較的狭い行動範囲となります。デメリットとしてはボートへ戻る際に潮の流れに逆らうような場合でも、がんばって泳ぎきらないといけません。
ドリフト
そんな時、潮に流されたまま安全停止をし、浮上したところでボートに拾ってもらうスタイルを「ドリフト」と呼びます。エントリーしたところに戻らなくていいので、広範囲に潜ることになります。アンカリングより想像を超える大物や魚群が期待できるのもドリフトのメリットです。
(ドリフトでは素早い潜降技術が必要です)
潮流(カレント)があるところで潜る海況では、水面近くのカレントの向きと、水底のカレントの向きが違っている(通称2枚潮)ことがあったりしますので、グループ全員が同じタイミングでセッティングをし、同じタイミングでエントリーをし、耳抜きトラブルもなく同じタイミングで潜降するなど、全員が常に一体感をもって潜る必要があり、ダイバーの総合力を求められます。雑誌などに出てくる上級ポイントのほとんどは、このドリフトスタイルと言っていいと思います。
ボート初心者さんは最初はアンカリングからをおすすめします。
最後に
今回はボートダイビングをお話しました。
ボートダイブはビーチダイブと比べてアベレージ水深が深いので、
- 無減圧限界時間があっという間になくなる
- エアもあっという間になくなる
- 減圧障害やエア切れの恐れが大きくなる
というリスクがあり、知識と技術が必要なのですが、
良いこともたくさんあります。
ボートダイビングで得る経験や景色は、
雑誌やTVが伝える「ダイビングの魅力」そのものであり、
1年中海から離れない本物のダイバーが愛してやまない世界です。
それをあなたにもぜひ味わっていただきたいと思います。
ぜひ挑戦なさってください。
>ボートもディープも練習するアドバンスコースはこちらから
https://www.izudiving.com/page/node/372