今回で6回目となる流氷ダイビング。

思えば流氷のみならず、近年では伊豆以外で一番潜っている場所になっている気がします。
本当に素晴らしくて、隠しておきたいくらい。(といえば、12月のトドのレポを書いていないのも、もっともらしくなるのかもしれません。全くなりませんが。)

羅臼の流氷は結氷しないで、風向きによってあったりなかったりという、当日になってみないとわからないヤキモキスタイル。

前回の豪雨で女満別からの陸路に難儀したので、今回は安牌で中標津からはいりました。

初日は、開陽台→サーモンパーク→ジンギスカンという王道。


うぉぉぉ氷がある〜!

2日目の朝、ポイントに向かってみると、ある!ありますよ!流氷が!

このままでは、沖に出られなかったり、潜っている時に天井がふさがってしまうので、ダイビング前にみんなで氷割り。

6回目にして初めての儀式。


ちなみにニラスアイスを海中から見るとこんな。
流氷とまたちょっと違って、結晶が美しい。
上に乗れば割れるのですが、下からどれだけ叩いても割ることができません。

氷の上と、水面下で、表情が違う。


色が違う。

陽光を浴びるクリオネ。
今年は数多く見る事ができました。

羅臼の氷は迫力の大きさ!

この氷のできるまでは、こちらの記事に先日まとめておきました。

陽光を浴びてすくすく育つ羅臼昆布。素晴らしい美しさ。

いつもの宿に帰ると、とんでもない量のごはん。

安定の海鮮地獄。

2日目は、もっとすごかった!

昼休憩中に動いた氷が、いいところに引っかかりました!

氷と言っても、1ダイブとして同じ光景はなく、尻上がりにダイナミックになっていく迫力の氷塊に脳みそぐわんぐわんに揺らされました。

どこを向いても息をのむ美しさです。


キタユウレイクラゲ

この大きいのが向こうからすごいスピードでこちらに流れて来ました。ものすごい迫力でした。

−1℃の海で記念ダイブ!おめでとうございます!

クリオネさん、なかなかうまく撮れなくて・・・。


ダイビングの基本をエグいほどに要求してくる海です。

準備のスピード
マスクの位置
レギュの噛み方
ウェイトの巻き方
給気量
足首の向き

骨盤の角度
キックの振り幅
周囲への気遣い
環境への配慮
己への厳しさ
好奇心。

最終日は野付半島。
一番細いところで半島の幅が50Mしかないという。
しかもその50Mを隔てて、片方の海は完全に凍ってて、もう片方は普通に波立ってる。

潜れば潜るほどもっと知りたくなるし、もっとあの視点で自然を慈しめるようになりたい。そう思わせてくれるのも、きっとあの人達がいるからだと思う。

知床ダイビング企画の関さん、青柳さん、大常連の皆様いつもありがとうございます。また仲間に混ぜてください。

初マイナス水温に果敢に挑んで頂いたメンバーの皆様、ありがとうございます。

初日けちょんけちょんにされてヘコんでるかと思いきや、闘志を燃やす姿が本当に頼もしくなりました。

たまに目をつぶって、あのすごい光景思い出してニヤニヤしましょうね。また行きましょう。

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