海の森へ小さな小さなダンゴウオを探しにやってきました!
3月〜4月ごろに見られる『ダンゴウオ』という魚を探しにやってきましたのは、菖蒲沢というポイント。
トータルレベルアップコースでスキルトレーニングを頑張っているMさんとKさん。
そして
ダイブリーダーの皆さまで潜ってきました。
これが『ダンゴウオ』です
この可愛い、スライムのような生き物がダンゴウオ。
この個体でサイズは5㎜程です。
この個体は1㎝くらい。ちょっと顔が大人な感じでしょうか 笑
この親のサイズで1㎝あったらかなり大きいと言われる本当に小さな小さな魚です。
ちょっとでも触れてしまったら飛ばされてしまう、そんな存在です。
エツキイワノカワという海藻の上にいて、その海藻と同じ色をしています。
ライトで照らしながら一枚一枚を丁寧に探していくと見つける事ができます。
そんなダンゴウオを、ダイブリーダーの皆さんはバディ単位で行動し、自力で探しながら潜ります。
ちなみに動画の個体は、この大きな岩で見つかっています。
そして見つけたダンゴウオを含めた生き物を他のバディに教えて共有します。その上でさらに2本目はバディも変えて、水中でもコミュニケーションを取りながら『教える、伝える』事に特化した2ダイブになりました。
自力で生き物を探すって結構難しいんですよね。
見つけた場所を、相手にわかるように伝えると自分の中のナビゲーションもより明確になっていきます。良い練習でしたね!
そんなダイブリーダーの準備の速さにやや圧倒されながら、レスキューチームは慌てず中性浮力をしっかり取りながら海藻の森を進んでいきました。
中性浮力がちゃんと取れる。 これ本当に大切です。
一生懸命探した生き物が目の前で、中性浮力が取れていないダイバーに蹴られて水中を舞っていく姿を見て、ゲストだった頃にイラっとした事が私にもあります。
写真が好きな人は、中性浮力が取れないダイバーによって巻き上げられた砂が原因で上手く写真が取れず怒る事もあります。
そして、なにより思いっきり自然環境にダメージ与えているんですよね。
ダサいダイバーにはなって欲しくなくて、お二人には正直にこの話をしました。
予想していなかったのか、この話をびっくりしながらも真剣に聞いてくれたお二人は、基本通りに潜降しながら中性浮力をとってくれました。
基本をちゃんとやる
二人ともちゃんと、意識して考えながら、基本の動作で潜れていました。
なので、ダンゴウオがいる岩まで連れていけました。
そして、この日にいたダンゴウオ2個体とも見る事ができました!!やった〜!!
真剣に潜った甲斐がありましたね。
自力で探すのはまだまだ、余裕がなくって『むずかしー』と言ってましたけど
周りで潜っていた先輩たちは、すぐ先の未来のMさんとKさんの姿ですからね。
来年また、潜る時は先輩たちと肩並べて楽しみましょうね!
けいこ