想像できない熱さ、楽しさ!流氷ダイビング!

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「世界中の海を潜ろう!」とは
多くのインストラクターさんがいう言葉です。
僕も言ってます。

しかしその「世界中」って、
赤道に近いところばかりじゃない?
とある時思ってしまったのです。

「世界中の海」であれば、
南だけじゃなく北も含まれてもいいはずだ、と。

そこで毎冬、ラフィンでは
もの好き有志を募って
氷点下のマイナス水温での
流氷ダイビングも提供しています。

北海道に流氷が到達するのは2月~4月頃。
水温は0度~-2度になります。

一回やるとみんなドハマり、
この素晴らしい宇宙を楽しみましょう!

日本で流氷ダイビングができるところは?

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北海道・知床半島は
北半球でもっとも低緯度で流氷が見られる場所で、
2005年に日本で初めて海岸線から約3 km沖まで
海洋を含む世界自然遺産の登録されました。

同じ北緯44度付近はモナコやコートダジュールなど
温暖な保養地が位置するように
地球的に見てもちょっと奇跡的な立地にあります。

知床には「ウトロ」と「ラウス」という
2つのアイスダイビングの拠点があります。

僕らはここ10年ほど
東側の漁師町、「羅臼(ラウス)」の
皆様に特にお世話になっています。

流氷って、どんな?!

モンゴルに源流を発するアムール川は、
中国・ロシアと降って、河口付近で大量に凍ります。
生まれた氷がサハリン沿いの
東樺太海流に乗って南下し

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(すみませんね、デジタルツールを使いこなせなくて。)
弧状に待ち構えた紋別・網走に直撃すると
宗谷暖流に乗って知床半島の西側、斜里・ウトロに流されます。
この辺りの流氷はフラットに結氷するんだそうです

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氷たちは宗谷暖流や季節風によって
東へ押し出される形で割れ

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荒波に揉まれて流氷同士がぶつかり合い、
その下に潜り込んだり、
互いに乗り上げたりして
突端の知床岬を超えてきます。

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(氷の上と、水面下で、表情が違います)
そのまま東に流されてしまうところに
通せんぼで待ち構えているのが、
奇跡の立地・国後島。

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(向こうに見える陸地が国後島です)
羅臼と国後。
わずか20kmほどの海峡の間を
風と潮流と遊びながら
己の分厚さと迫力と美しさを増し
羅臼に来る頃には非常に猛々しい、
迫力のある氷に変貌しています。

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結氷するウトロと違い
ラウスは氷が動きます。
閉じ込められるリスクは減りますが
巨氷が流れに乗り急速に動くこともあり
通常のアイスダイビングに比べて
より高いスキルレベルが要求されます。

流氷にハシャぐ皆さん。完全武装で寒さを感じてません。

知床・流氷の生き物

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上述の通り、ラウスの氷は動きます。
海況によって氷の量が
毎日ダイナミックに変化します。
流氷も生き物のひとつ、
と思って楽しんでください。
流氷以外にも
多くの種類の生物を観察することができます。

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(某水族館が「ほとんど生きた姿を目にできない生き物」と評する深海魚アバチャン)
図鑑でしか見たことのない
北洋の生物たちとの出会いは、
絶叫の連続です!

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大人気のナメダンゴ

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陽光を浴びるクリオネさん

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陽光を浴びてすくすく育つ羅臼昆布。素晴らしい美しさ

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ズワイガニ!

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ヒダベリイソギンチャク。
想像以上にカラフルです。

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ロシアの方にいるクラゲ

いろんな遊び方を!

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氷が海底を引きづる足跡

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スプーンで削られたような独特の表面

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この大きいのが向こうからすごいスピードでこちらに流れて来ました。ものすごい迫力でした。

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−1℃の海で記念ダイブ!おめでとうございます!

スタッフも惚れ込む海!

流氷の融解により供給された栄養塩により
動植物プランクトンが大発生します。

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(キタキツネ)

魚介類やアザラシ、トドなどの哺乳類が
陸では河川を遡る鮭を狙ってキツネ・ヒグマなどが、
知床半島に集まり生態系を作っています。

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(春もいい、夏もいい、秋もいい、冬もいい)

流氷ダイビングをきっかけに、
この海の凄さを知るには年間通して潜るしかない!
と心に決めて、羅臼に通い始めて10年経ちました。

流氷の季節以外にも
素晴らしい光景を全身で感じることができます。

過去のトリップは「旅レポ」からご確認ください。

マイナス水温で潜るということ

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「寒いのは嫌だ、ありえない」という人もいる一方で
魅力にハマってリピートする人が多いのも
流氷ダイビングの特徴。

ここでのダイビングの特殊さは
なんと言ってもマイナス水温です。

5mmドライスーツ、インナースーツ、
5mm三本指グローブ、リップガードで
ガッチガチに対策するので、
思ってるより寒くありません。

やってることはいつもと同じ。
潜降も中性浮力もフィンワークも全く同じ。
しかしインナーを厚着している分の浮力を
抑え込むウェイトの重さが慣れません。

女性で10~12kg、男性で15kgほど背負います。
結果としてそれが
ダイビングの基本を
エグいほどに要求してきます。

3桁潜っているダイバーさんも、
慣れるまでは陸上で器材を
背負うだけで息が上がっています。

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・準備のスピード
・装備の吟味
・マスクの位置
・レギュの噛み方
・ウェイトのバランス
・BC給気量
・足首の向き

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・骨盤の角度
・キックの振り幅
・周辺視野の広さ
・環境への配慮
・己への厳しさ
・好奇心

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本物のダイバーになりたい、 そう思うなら一度は潜るべき海。
と多くの先輩ダイバーが口にします。

せっかく北の最果てに行くのだから
しっかり長時間潜ります。
本気でこの宇宙に挑んでください。

別に流氷ダイビングをしなくても
本物のダイバーにはなれますが

確実にあなたのダイビング史に
大きく影響を与える
貴重な1ダイブになることをお約束します。

東京に戻る頃、
あなたはどんなダイバーに
変容しているかお楽しみに。

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【ざっくりスケジュール(3泊4日)】

今回は往復「羽田ー中標津」便を使い、冬の道東を味わいます!
1日目:
13:00:羽田集合→中標津空港→観光しながら羅臼へ
*空港から現地まで陸路で1時間30分ほどです。


2日目:
・絶叫の流氷ダイビング×2 
・地元の展望台や漁師さんのお店で買い物など
・宴会
*水深によりますが1ダイブ40〜60分くらいです


3日目:
・だんだん慣れてきたぞの流氷ダイビング×2 
・何食べても美味しくてダイエットを諦めるマインド
・大宴会

4日目:
・観光をしながら中標津空港へ
・16:50羽田着 おつかれさまでした!

【日程】
①2026年2/21(土)-24(火)
②2026年2/24(火)-27(金)
*土日回は流氷初めての方を優先させてください。

【参加資格】
・SNSIレスキューダイバー以上
・自身のドライスーツで潜り慣れていること。
・ラフィンに通ってコミュニケーション取れている方

【募集人数】各回限定6名様
【ネームエントリー締切】11/15

【価格】4日間
A日程¥210,000(税込¥231,000)
B日程¥199,000(税込¥218,900)
*チケット4枚使えます(上記より¥24,000引)
*宿の関係で各回とも、男女各4名がMAXです。
*流氷に出会えなかった場合のご返金ができません。ご了承ください。
*お申し込みが遅い場合は飛行機を自己手配していただく場合があります 


【料金に含まれるもの】
・2日間4ビーチダイブ
・アイスダイビング指導料
・宿泊代(3泊、朝夕付)
・往復航空券(羽田ー中標津)
・レンタカー代

【料金に含まれないもの】
・昼食
・観光に関する費用
・器材送料
・レンタル器材(寒冷地用レギュレータ¥2500/1日、5mmフード¥500/1日、リップガード¥300/1日、三指グローブ500/1日 ウェイトベスト¥500/1日 アンクルウェイト¥500/1日)
*レンタル対応できない器材がございます。ご確認ください。

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