「また浮いちゃう」問題
こんにちは、ラフィンダイビングスクールの池田です。
スポーツの秋、ダイビングの秋。
ハマる人が増えて嬉しい秋。
楽しいからって、そんなにのめり込みすぎないでね。 pic.twitter.com/fI6q2OSQFO— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) October 18, 2021
夏にダイビングを始め
ついついうっかり
海の女神様に微笑まれてしまって
そのままズルズルと
ダイビングの世界にドハマりしかけている。
そんなあなた。
ダイビングを始めたばかりで
まだスキルに不安を感じている方も多く
特に潜降に関するお悩みもラフィンに多く寄せられます。
ウェイトをもっと軽くしたい!
ロープに頼らずにかっこよく降りたい!
周りに迷惑かけるんじゃないかと緊張したくない!
(スムーズな潜降、憧れる!)
周りから「慣れだよ、慣れ」
とは言われても
そこまで根気が続かないのは誰しも同じです。
サクッと上達したい。
家を出た瞬間からストレスと戦うのは終わりにしたい。
そんな方も少なくないでしょう。
そこで今回は様々な現場で見られる潜降の悩みの中でも
沈みかけたけど「また浮いちゃう」問題。
についてです。
まず呼吸から
最初にチェックすべきは
次の2つ。
お好きな方から始めてください。
・適正ウェイト
・呼吸
息を吸ったままBC排気し
「ズブズブ沈む」ならオーバーウェイトです。
勇気を持ってウェイトを減らしましょう。
耳抜きができないまま墜落、
ということも防げます。
ウェイト量が決まったら
次は呼吸です。
講習では「吐き気味の呼吸」と
教わったかもしれません。
イントラさんによって
ニュアンスが違うと思いますが
個人的にはこのようにしています。
1:8拍吐く
2:吐ききったまま4拍キープ
3:1拍で吸う
4:すぐに1に戻る
秋の海、気持ちが良いですね。
週末は皆さん上級者ばかりだったので、僕もリラックスして集中できました。
ワイドにマクロに充実した6ダイブでした。また行きましょうね。 pic.twitter.com/F8x6PEQEoU— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) November 1, 2021
(ながーーく吐いてるでしょ)
「拍」と表現したのは
皆さんがリラックスして呼吸ができるように
アレンジしやすくと言う意図なので
その拍のテンポはお任せします。
(ゆっくりの方が息は乱れません)
ここまでは講習で
よく言われることです。
ここでお伝えしたいポイントは
吐ききったままキープということです。
この呼吸パターンを3回くらい続けていると
ぬるっと−5Mくらいには沈めているはずです。
「やってるつもりなんだけど・・・。」
そういう方も多いでしょう。
なのに沈めない。
それどころか浮いてしまう。
そこで質問させてください。
耳抜きの時、吸ってませんか?
さっきの呼吸パターンの邪魔するヤツがいるんですよ。
その一つが耳抜きです。
なんとなく「吸わないと耳って抜けない」と
思っていると無意識に吸ってリキむ。
それがチョイ浮きの原因です。
中上級者はご存知だと思うのですが
吐ききったまま耳、抜けます。
(うそーんと思った人、今試してみてください)
これだけで、チョイ浮きが激減します。
次のダイビングで試してみてください。
この日の八幡野は、お天気雨のような美しさでした。 pic.twitter.com/9DSbSqT489
— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) October 27, 2021
ベストシーズンと誰もが口を揃えて言う
ダイビングの秋。
どのように映るんでしょうか。
ぜひご自身で味わって確かめてみてください。