年にならすと2ヶ月にいっぺんペースの計算で
通っている知床ですが、
やはり3月は意味合いの重さが違います。
なんと言っても、
流氷がくるんですから。
なんてワクワクしながら。
(こんなの見るんだーなんてね)
ところが、数日前の爆弾低気圧で
羅臼の氷、すべてぶっとびまして。
「氷なくなっちゃったらしいけど、どうする?」
「氷がなくたっていこう!!」
で、現地に着いてみたら
見事に海真っ青!
(羅臼神社で氷接岸祈願)
ということで、
今年の前半戦はノーアイスでしたが
盛りだくさんの楽しみ方をしてきました。
なんと言っても、
リビングレジェンドである
関さん自らガイドしてくれる贅沢さ。
まずこれを言わないといけません。
しかもカメラ持たずで
ガイドに全集中。
ありがたいです。
ヒトデの大きさで分かっていただけると思いますが、ミズダコ筋肉ムキムキの腕を組んで見せつけてる感じで、めちゃくちゃ迫力がありました。
穴奥を覗くと奥にもう1匹いて、たまごを守ってるようでした。 pic.twitter.com/9g6P7qvYU1— まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) April 7, 2024
関さん、この3月でなんと古希。
誰よりも準備速いし
誰よりもニコニコしてるし
めちゃくちゃお元気だし。
(ナメダンゴを教えてもらってるの図)
まだまだ
僕らに海や自然の捉え方や
感じ方を教えていただきたいです。
おはようございます!
胸の吸盤で貼り付いてびくともしないナメダンゴさん。 pic.twitter.com/yrdC5OPd0O— まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) March 21, 2024
ということで、
前半戦はまさに神回、
地の果て羅臼、
激レア生物大集合の回となりましたよ!
貝の上にチョコンと。
自分がどうすれば絵になるか知っているヤツです。
海藻を纏いて。
自分がどこにいれば絵になるか知っているヤツです。
それをこっちが感じたような
絵にするのがスンゲー難しくて
楽しいのです。
この季節、水温はマイナス1度。
ですが、海中は春に向かってぐんぐんと育っています。
陽光を浴びて
美しい浅場の海藻。
熱帯の植物にも見えてくるから不思議です。
そして浮遊系。
トガリテマリクラゲはロシアのクラゲ。
紅い2本の触手が特徴的。
クラゲ類はよく見ると
透けたボディに
消化途中のオキアミがみてとれます。
クリガニ〜。
食べてみたいです。
そしてそして。
「みんなのレベルなら大丈夫でしょう」
と深場に連れていってもらった先に・・・
ででーーーーーん!
超激レア深海魚・アバチャン!!
すごい目ヂカラ!!
図鑑の標本写真しか見たことなかった魚、
まさか生で出会えるとは、
想像すらできなかったものなぁ。
今年はクリオネ少なかったから、一期一会の気持ちで粘りました。
画像はクリオネの仲間のイクオネです。しっぽが→っぽくなってることで見分けがつきます。 pic.twitter.com/Y8VmlAIZJX— まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) March 29, 2024
クリオネ、近年少ないんだそうです。
どのくらい減ってるかというと
「え、マジで?!」というレベルです。
詳しくはあえて書きませんが
楽観視できない事態ですね。
すごくサービスのいいイクオネを粘らせてもらいました。
狙う眼力の強さたるや!!
大満足の表情!
ある朝「昼間ライスを用意しておけ!」
と関さんに言われていただいたのがこれ。
自家製たらこの醤油漬け。
これを持参の白米に
「ほら、もっとかけろ」と
いうお言葉に思いっきり甘えて
いただきました痛風丼。
いやー、今まで生きてて
今回一番痛風に近づいた気がしました。
本当に美味しかった。
そして阿部商店さんでは
めちゃくちゃ大きなイバラガニをいただきまして・・。
カニをたべる!
それも連日連夜!!!
痛風一直線!!!
そんなことを毎日続けて
あっという間の最終日。
よねまるさんで記念撮影。
最後にウトロに回って、流氷を。
来年、氷に潜れますように祈願。
ご参加の皆様、ありがとうございます!
後半組に続きます。