今日はダイブマスターのAさんたっての希望で、ナビゲーションとスキル特訓のために、伊豆海洋公園にむかいました。
「実は海洋公園のナビゲーションがちょっと不安で…」
というAさん。大きな目印と方角は抑えていらっしゃっても細かいところが不安なのは、街中でも大通りを覚えても小さな路地に入るのが不安なのと同じです。
海洋公園でいうのであれば、分かり易いロープ沿いや砂地沿いにナビゲーションをするのが大通り。
大きな根や特徴がある岩とその水深、コンパスを併用して進むのが小さな路地になります。
いくつか目印になる目標物と方角をお伝えしたら、まずはショートカットで1番の根へ。
ロープ沿いのルートは把握されているので、今後コンパスなしでも進めるように周りの景色を確認しながら進みます。
その後10メートルをキープしながら南へ進み、A
さんの足でのんびり片道15分程の目的地である2番の根へ。
「初めて来ましたけど、綺麗ですね~。」
『2番の根』はフィンワークが良く、中性浮力が取れてエアの消費も良好の方だとお連れできる穴場なので、実はダイバーも少なく荒されていないのでソフトコーラルが大きくて沢山あります。
トゲトサカがこんなに大きいのは伊豆だと熱海と北川に2番の根でしょうか
…。人が入る影響を考えさせられる瞬間です。サンゴは折れてしまうと元の姿に戻るまでは何十年もかかります。
中性浮力しっかりとってフィンキックで蹴ってしまわないようにしたいですね。
トゲトサカの光を当てると分かる、この鮮やかさが好きです。流れ逆らうキンギョハナダイの群れも楽しみました。
2本目は1番の根の周辺を探索。すると、ミツボシクロスズメダイがもう現れてました。水温順調に上がってきてるんですね。
ウツボも相手を探して穴から出てきているのであちらこちらで見られます。海の中は恋の季節です。
3本目は器材脱着と交換などスキル練習をこなした後に、オクリダシの地形を覚えに戻りました。水中で根沿いに進みながら、途中で浮上して水面からブイとの位置関係も覚えて頂きます。
間で逆立ちのホバリングの練習。ギリギリまで練習するAさんをエキジット口でハタンポの群れが待っていました。
ダイブマスターになった後も
「ちゃんと出来るようにならないと。」
と決して奢らずにスキルを磨くAさんにプロの姿勢を学ばせて頂きました。
ナビやスキルてんこ盛りの3ダイブ、しかもマンツーマンで潜って下さりありがとうございます。
今度はどこの海をナビゲーションしましょう…!?また来月、楽しみにしています!