こんにちは。イケダです。
個人的ピンチです。
すんごい危機感。
今回何がいいたいかっていうと
「また1から学び直しだ」
です。
この仕事を初めて20数年。
多くの失敗をしながら
海を学んできました。
「この季節はこの風向きだからここがベスト」
とか
「毎年この季節になれば、ここがそろそろ良くなる」
とか
そんな感じで潜る場所を決めたり
イベントを組んだりしています。
ところがところが。
ここ数年、そんな海にも変化が起こりまして。
近年伊豆の海水温が高いからか、ハードコーラルがどんどん増えてきた。
今まで見たことのない魚も増えてきた。
一方で海藻は減ってる。
今まで慣れ親しんだ魚を全く見なくなった。 pic.twitter.com/ggk0eKyvoK— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) October 6, 2021
こういうのは現地ガイドさんたちの間では
大分前から話題になっていまして。
「あの魚、最近見ないな」
から
「あれはもう伊豆では絶滅したね」
レベルの諦め。
(その代わり、カメはすごく増えた)
もちろん魚だけでなく
海況とか台風の影響とか
それを取り巻く水温だとか
レギュラーの海藻が消えたとか
季節によってある程度決まってる透明度の時季がズレたとか。
いろいろあるけど
海が変化したその是非ではないんです。
昨日の1本目はかなり流れてました。
ので−15mまでロープなし潜降。
先月アドバンスになった皆さんは練習の成果が出たかな?
良い青になってきました。 pic.twitter.com/mhJ5A77uvO— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) October 7, 2021
お客様をご案内する前提で
海に対して以前ほどフィットしきれてない。
ストレートに言うと
「あれ、ポンコツじゃね?オレ」
今までより自分がそう感じるんです。
今までの経験則だけでは、
もう予測精度が悪い。
確かに自然相手の海相手。
20年そこそこしか潜ってない僕が
経験したことなど
地球の営みの長さと比べたら
大したことありません。
でもね。
僕はいわゆる海のそばの「現地サービス」で
社会的に「商売人」なんです。
お客様からお代をいただく以上
それに応える責任がある。
だから
大当たりを狙うというよりも
「絶対に外さない」というのを心がけてきました。
(その結果大当たりなら最高です)
なのに。
先日、初めてイルカを外しました。
自分でスクール開けて16年。
こんなこと初めてで。
ショックでショックで。
「自然相手だからしょうがない、また今度。」
と言ってくれるお客さんの笑顔の裏に隠れてる落胆。
期待を裏切ってしまったという罪悪感。
早起きして日の出と共に島に渡ります。 pic.twitter.com/jVtQVRqpKC
— 池田大峰/まいにち夏やすみ (@Laughin_DIVE) October 5, 2021
追い打ちをかけるように翌日普通にイルカ出たって‥。
ヘコむ。
マジヘコむ。
どの道でも達人が言う
「一生勉強」って、こういうことか。
しょうがない。
わかってた気になってただけだ。
経年変化してたつもりが経年劣化してただけだ。
イチからやり直しますので
またよろしくおねがいします。
ちくしょー。
海、おもしれーな。
本日のおまけ
Wilson Pickettさんで ”i'm sorry about that "