羅臼ダイビングのつづき

今回も我々はラッキーでして。

南方からやってくる爆弾低気圧と
大陸からお越しのクリスマス寒波
の合間をかいくぐることができました。

「あの予報だとかなり荒れてくると思ったんだけど・・」
が、終日ベタ凪。

奇跡のタイミングでした。

(ローソク岩でのセッティング)

さてさて、堪能した生き物たちを
紹介します。

やはり今回はカジカの仲間が白眉でした。

ヤギシリカジカ抱卵
上部に卵が産み付けられています。

シモフリカジカ

こいつを目にするたんび
「ウルトラマンの怪獣のテレスドンに似てるんだよなぁ」
と思ってて、画像検索したら全く似てませんでした。
(個人的あるある)

初めて見ました、オコゼカジカ!
これは教えてもらわないとわからない場所にいました。

しかしオーバーハングの天井に逆さにへばりついてて
寄りすぎると排気泡で逃してしまうし
離れたら暗くてピント来ないし・・・。

僕の腕ではこれが限界でした。
今回のダイビングのラストに会えた個体、
また会いたいです。

あこがれのホカケアナハゼ!
ヒレぶわんぶわんしててゴージャス!

図鑑でしか見たことがない魚に出会えるとですね
もう気分は宇宙旅行なんですよね。

うわうわうわ!
宇宙人出た!
みたいな。

ダイビングを始めたての頃の
忘れかけてたあの高揚感を
思い出させてくれる。

僕にとって羅臼はそんな海です。

動画で見るとさらに奇抜なフォルムが際立ちます。

やっぱりかわいいナメダンゴ

北の海の人気者といえば
ナメダンゴ。

伊豆のダンゴウオよりも大きい。
それでも手の中指の爪くらいの大きさです。

ダイバーのアイドル的な存在
皆さんの目にはどう映るでしょうか?

お腹の吸盤で岩にくっついています。

しかも、飛びます。

ここ4年ほどですかね
伊豆は高水温が続いてます。

南方系の死滅回遊魚が越冬できたり
逆に低水温が好きな生物や藻類が激減
ほぼ絶滅に近いんじゃないかというレベル。

その絶滅寸前の魚の一つに
ナメダンゴの仲間で「ダンゴウオ」がいます。

(こんなやつ)

小さいけど
この表情のかわいさ、
人気なんですけどね。

今の伊豆だとちょっとむずかしい魚になってしまいました。

数十年、数百年、
もしかしたらもーーーーっと長い長い
時間のうねりの中で
海は変化していて

僕らはそのほんの一部分だけを
切り取って比較しては
異常気象だなんだって騒いでいるだけなのかもしれませんが。

ヒトという生き物のサイズが
地球に比べてなんてちっぽけなんだろうか。
ということを小さな魚を通じて
改めて噛み締めたりするのでした。

つづきます!

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