いよいよ夏至。
沖縄では梅雨も明けたとのことで
来週からのトリップの準備も着々と進んでいます。

伊豆の海中も本格的に恋の季節になったようで、
オハグロベラのオスが木版画な婚姻色になってたり、
どんどん夏のサインが増えています。

そして伊豆初夏の風物詩の最右翼、
アオリイカの産卵がついに始まりました。

今年もイカが来た。
夏が来た。
季節の移ろいを感じます。

漁師さんが椎の木を切って束ねて沈めてくれた産卵床に、
アオリイカが卵を産みつけます。

白い房の中に卵が4、5個入っている
というエンドウ豆システム。

ただでさえ大きいアオリイカ、
多ければこの産卵床に30ハイとか50ハイとか集まってきます。
これから一押しのイベントとなります。

アオリイカを観察するときは
「とにかく低く」です。

中層を追うと、あっという間に逃げてしまいますからね。
自分自身が石にでもなった気持ちで
低く寄ると、かなり近くで観察できます。

メスをめぐるオス同士の攻防は
迫力がありますし

優しいエスコートをするオスに守られて
仲睦まじく産卵をする様子は

何年も何十年も見てきているはずなのに
魅入ってしまいます。

彼らの寿命はたった1年。
そして産卵が終わると、
アオリイカは死んでしまいます。

若い頃は「あぁイカ食べたいなぁ」
って言ってただけなのに。

「こうやって我々は生きているんだよ」
「あんたはどうだい?」

とでも問われているような
彼らが発するメッセージの重さが年々増してきて

エキジットしてからも
余韻が長く続く観察対象だと思います。

本当に素晴らしい光景です。
いつでも見られるものじゃないので
よかったら、ぜひ。

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