こんな物語を想像しながら潜ってます

(ソフトコーラルとオキゴンベ)

広い海の底。
人間には見えない
小さな職人たちが暮らしています。

彼らは「海の造形師」と呼ばれ、
サンゴや貝殻、美しい砂紋や
光のカーテンを作り出しているのでした。

(柱状節理)

リーダーのクラゲ帽子をかぶった
小人が、仲間たちに合図を送ります。

「よし、今日は新作の“惑星X”を隠すぞ!」
「砂の城の影に隠そう!」
「いや、あえて海藻の中は?」

(トックリガンガゼモドキ)

彼らは、大切に作った作品たちを
海中の色々なところに隠して
ダイバーたちがどこまで気づくかを
試すのが大好きでした。

すぐ見つかるようではつまらない。
かといって、
永遠に見つからないのも寂しい。

(ネジレカラマツ)

だから、ちょうどいい“難易度”で
隠すのが腕の見せどころでした。

そこへ、泡をまとったダイバーが
ゆっくりと降りてきました。

「ぶくぶくさんたちが来たぞ!」
「見つけてくれるかな…?」
小人たちは息をひそめます。

ダイバーたちは慎重に周囲を眺め、
何かを探しています。

サンゴの間を覗き、
岩の隙間に手を伸ばし、
じっくりと観察していました。

そして――
「あっ!」

指をさした先には、
きらりと光るかわいい貝がありました。

(トラフケボリ)

「見つけたー!」

ダイバーの喜ぶ顔を見て、
小人たちは思わずクスクスと笑いました。

自分たちの仕掛けに気づいてもらえるのが、
何よりもうれしいのです。

「よし、次はもっと難しく隠そう!」

こうして、小さな職人たちの遊び心は
今日も海の中に広がっていくのでした。

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