けいこです。総勢18名で行ってきましたモルディブ!ご参加の皆様、本当にありがとうございます!報告大変おまたせいたしました!

毎年オープンウォーター認定からたった1年で、モルディブに参加される方が必ずお一人はいらして、モルディブという目標に向けてコツコツと練習し本番に全力で楽しめるようになっています。今回のTさんにNさん、Kさんもモルディブを目標に、多い時は1月に3、4回、日帰りや泊まりで来て下さっていました。「今度はフリーで潜降できる様に頑張ろう!」とか「んー上手く出来なくて悔しい!」「モルディブで後悔したくない、楽しみたい」そんな事をよく話しながらトレーニングを重ねていよいよ本番を迎えました。
ダイバーが憧れ流る海。でも、凄い景色が見られる様な有名なポイント程難しい。そんな海に1年で手が届いているんです。しかもTさんにNさん、新婚でのご参加でした!羨ましい。

こんな感じにお伝えして参ります。
ツイッターアカウントお持ちの方は、#爆笑モルディ部 でも様子が追えます。

1日目 では『爆笑モルディ部』出発編です。

当日は朝早めの集合でしたが皆さんのテンションはすでにMAX。

スタッフも浮かれていました。

チケット握っていざ出発!!

コロンボで乗換中です。マーレまであと少し!!

8時間を超えるフライトを終えてたどり着いたマーレでは海の匂いと熱帯特有の熱い風を受けて、だんだん興奮が隠しきれなくなっていました。去年も来ていた皆さんはむかえにきてくれるドーニの姿を探します。

新造船プリンセスハシーナに着いて、書類記入と簡単なブリーフィングを行います。

終えて部屋に戻るとカメやイルカがお出迎え。

興奮冷めやらぬ中、無理やり瞳を閉じて明日に備えて眠るのでした。

2日目モルディブのチェックダイブはいきなりマンタ!? 

朝日を浴びながらビュッフェスタイルでご飯を食べてからチェックダイブへ。

ダイビングの前に初めての方もいたのでナイトロックスの講習も行いました。モルディブでは殆どのダイビングが20メートルを超え、しかも連日になる為に窒素が多く体に溜まります。減圧症の予防の面でこのナイトロックスは非常に有効です。皆さまも真剣に聞いていました。

ブリーフィングを終えたらいよいよモルディブの海へ!!!!!!!

Lankan Beyru (ランカンベル 北マーレ)
でまさかのマンタ狙いでチェックダイブ。毎回思うけれど本当に凄い。

Tさんのカメラも火を吹いてました。

2本目はThila(ナギリティラ 南マーレ)
ムスジコショウダイやホワイトチップ、運が良ければナポレオンフィッシュも見れちゃうかもな素敵ポイント。チェックダイブで緊張もほぐれてきたようで、モルディブ前にほぼ毎週末に練習していたTさんも成果が出て流れの中もついて行けて凄く 楽しそうにされていました。お次はナースシャークを狙うため南マーレからヴァーヴ環礁へ向けて移動開始。ボスキャラ級のポイントを攻めまくるダイブサファリは次のポイントまで2、3時間掛かる事が多いんです。なので…

海の上で爆笑しながら次のダイビングを待つ贅沢な時間を仲間と共有します。
ちなみに笑い疲れたらこちらもオススメです。

そして次のポイントAlimathaa House(アリマタハウス ヴァーヴ環礁)へ到着
ナースシャークが活発になるサンセットで狙います。エントリーをすると体を押される位の流れがありナースシャークもその流れに合せるかのようにビュンビュン泳ぎ回っていました。

カメラを両手で構えると体は後ろへ流されてピントがずれる。そんなジレンマと闘いながらナースシャークを一心に見つめるのでした。
熱いダイビングを終え、空いたお腹を満たしたらハシーナの後ろのデッキで気持ちの良い風を受けながらみんなでビール飲む。最高!とか思っていたら見送りに来てくれました。

ありがとー!

3日目 ダイバーになったら『野生のジンベエザメと泳ぎたい!』

この日は皆んなが楽しみにしていたジンベエザメ狙いでへ移動しHoliday Out (ホリデーアウト アリ環礁)へ移動しドーニに乗り込みジンベエを探します。

こんな感じでモルディビアンスターズのたっちゃんとシャーミンがじっと海を見つめます。同じくドーニにいたカオリさんに聞いたところ「ジンベエザメの影を探している」と…。かおりさんの横に座り目を凝らしますが、んんん!??浅場と深場で海の色が違うのは分かったのですがどうやらその間が出現する水域のようです。色の違いは分かれどジンベエは…!ドーニの船首や上でラフィンも含めたスタッフが探す中、下では皆さんも今か今かと目を凝らします。
「いた!水面に近いのでスノーケリングで!!」
慌ただしくなる船内。準備をすぐにして次々に海へエントリーしていきます。
一気に引き離された去年の光景が脳裏をよぎりダッシュします。と…

このジンベエザメが本当にサービス良くのーんびり泳いでくれて、ずーっと一緒に泳げました。興奮冷めやらぬ中、この個体がまだいるので水中からも見られるかもしれないとダイビングへ切り替えてSun Out (サンアウト)へ
去年は入って1分ででたジンベエザメが今年は30秒!!!
皆さんの上を悠然と通り過ぎるジンベエ。クールダウンするかのように通常のダイビングになったと思った一行でしたが、うちのボスによるとガイドの皆さんはその後もキョロキョロしていて…けたたましく鳴るベル!鳴るベル!ベル!
見られた人はスノーケリングと合わせて5個体ものジンベエと遭遇。もう、足がゆうこと聞かないくらいにダッシュしました。

夢だった「ジンベエと泳ぎたい!!」を叶える為、ダイバーになろうと決めたジンベエが大好きなNさん。今回とても楽しみにされていた“野生”のジンベエザメと泳ぐその瞬間、興奮を隠しきれずにちょっと叫びながら必死にフィンキックで追いかけていました。「練習やっといてホント良かった。でも、もっともっとキック力つけて追い付ける様にしたいな!」とドーニに戻るなり目をキラキラさせての一言。ほんっとうにジンベエ大当たりでした!!興奮しておかしくなってしまった方も…。

休憩しつつログを書いたり、ポイントが書かれたホワイトボードを見たり

キックし過ぎてフラフラな皆さんが回復したら
Blue Thila (ブルーティラ)へ穏やかでのんびりした雰囲気のポイントでこれまたのんびりしたカメに会えました。

「筋肉痛になるかも」「久しぶりに膝がわらった」と言うみなさんの笑い声を聞きつつ、寝心地の良いソファーでウトウトするのでした。

4日目 クルーズ全部貸し切り!モルディブを遊びつくすダイブサファリ

昨日無事にジンベエザメも見られたところで、通常モードの朝ご飯前の早朝ダイビングをするスタイルに切り替えです。朝日を迎えながらブリーフィングです。

ここでようやく、1年でモルディブ行きを掴んだTさんNさん、Kさんチームに合流しました。早朝ダイビングはKudarah Thila(クダラティラ アリ環礁)に決定!

群れへ突っ込み大満足の3人でしたが、流れの向きなどで上手く進めなかったり景色に見とれすぎて中性浮力が不安定になってみたりしていました。「楽しいけどちょっと悔しい」のでアドバイスを貰い次のダイビングへ向けて朝ご飯をしっかり食べます。
この時期は雨季にあたるモルディブ、晴れたのを狙って集合写真を撮ることに。カオリータさんがドローンを出して下さったのですがトラブル発生!

メカニックSさんの活躍もありましたが念の為ドローンお休みで撮影開始。

そうこうしているうちにFish Head(フィッシュヘッド)に到着"サメが多くて、釣ったサカナをサメが釣り上げる前に食べてしまうので、釣り人はサカナの頭しか上げられない"なんて言われから着いたこの名前。インド洋固有種のベンガルスナッパーが群れる群れる。「黄色い絨毯」だと聞いて嘘だろーとか去年は思ったものですが、嘘じゃない本当に凄い。

大好評でなんと2ダイブすることになりました!こらもフルチャーターでぜ〜〜〜んぶ貸し切りだからこそ!2本目にはカメも出る!ムレハタタテダイとヨスジフエダイのコラボレーションだったり。

新婚のNさんTさんもお互いに群れなんかをバックに写真も取り合ってました!

ジンベエも出たけどカメにも沢山会えました。穴に顔を突っ込みご飯に夢中でおしりしか見えないそんなカメをそーっと近ずいて笑いそうになるのを堪えて見守ります。

カメと一緒に逆さま。逆立ちのホバリングがこんなところで効いてくるとは…!

結局最後までご飯に夢中でした。
この日の夜はちょっと風も出てきて船内で皆んなで過ごしました。お酒も入って盛り上がりベットに戻ると電池が切れたように眠りに落ちました。

5日目1ダイブで2度美味しい!マクロにワイドなんでもござれ

「帰りたくない…」と誰かが呟き始めるトリップ5日目。いよいよ潜れるのも後2日です。

Fesdu Wreck(フェスドゥレック アリ環礁)ここには真っ白な砂地に沈没船と大きな根が1つあるポイント。砂地にオーロラシュリンプゴビーがいて沈没船にはモルディブ固有種のチークドパイプフィッシュなどもいてマクロ好きにもたまらんポイントです。しかも根の上
では小さな魚達が根を覆い尽くすほどに群れていました。

水深を深くしながら進んで行くと、ぼんやりと沈没船が見えてくるこの感じがロマンを感じさせてくれます。
2本目はRasdhoo Madivaru(ラスドゥーマディバル)

↑↑カオリさんが描いて下さった地形です。根を中心に砂地とドロップオフと言う面白い地形でハゼの仲間であるオーロラシュリンプゴビーにモルディブ固有種ドラキュラシュリンプゴビーが見られたと思ったらTHEサメなホワイトチップが見られるマクロもワイドもどうぞ!!なうちの親方曰く“あしゅら男爵”の様な1つのポイントで性質の違う海を楽しめてしまう欲張りなポイント。
射し込む太陽の日差しを背に、真っ青な海をふわふわと漂いながら砂地へ降り立ちます。

するとダイバーに着いてくる魚がいたり。臆病なハゼを驚かせない様にそーっとのんびりと泳いで行きます。

決して多い訳ではないのに、ドラキュラを次々に発見するフセインの超人的なガイドに惚れ惚れしながら、ドラキュラが穴へ隠れない距離感を必死に探ります。人差し指よりも小さい魚を囲むようにダイバーがジリジリと近ずく姿はさながら獲物を狙うライオンの様で。

だめライオンだった私はハントし損ねたので、親方の写真を。ここまで寄れる様に修業せねば…。マクロネタはガイドに見せて貰うのも勿論楽しいですが「自分で見つけられるとかなり嬉しいよね!」「探すといるんだよ!」と自分で見つけられると楽しさ倍増!見つけたドラキュラやオーロラの写真も見せ合いつつ皆さんで盛り上がっていて、自分で探す嬉しさも感じて楽しむことができました。
雨季ならではのスコールを横目に見ながら、プリンセスハシーナは進路を北マーレへ

マーレに近ずくと都会の雰囲気が少しずつ出て戻って来ている事を感じさせます。
この日の最後は上が缶詰工場のFish Tank(フィッシュタンク 北マーレ)
缶詰に使われない魚の骨などがそのまま捨てられるので、それを求めてウツボにエイが群れる大きいもの天国です。最近出ているけれど、出たらレア!なトンガリサカタザメに期待しつつエイだらけの水中へ。「出るか出ないか。ってゆうのがドキドキして楽しかった」とTさんが語る自然相手だからこその緊張感。来てくれっと願い今か今かと耳を済ませ目を凝らす。そこへベルの音が響きました。

ひとしきり興奮したら夜はフィッシング

そしてプロレスからのー

Aさん演奏の下Sさんのリサイタルで夜が更けるのでした

6日目 モルディブ最後のダイビングは黄色の絨毯とディンギーで!

いよいよ旅も大詰め!風向きが大きく変わって来たため、予定をナッシモティラから急遽変更し、Back Faru(バックファル 北マーレ)へ
風でドーニがハシーナに着けられずディンギーで移動することに。速度のあるディンギーで風をきると自然とテンションが上がります。

ここでもカメ!タコの求愛シーンにも遭遇できました。
そしてモルディブTRIP最期を飾るのはMaagiri Rock(マーギリロック)
1つの根の上でヨスジフエダイが群れて根の形状から凝った写真も撮れるまさにインスタ栄えしちゃう感じでした。
子どもが一人くらい通れるような穴が根には空いていて

根の上から外を覗くと

写真を撮る皆さんが写り、外から根を覗き込むと

絵画のような景色を切りぬく事ができます。

群れに突っ込んでいって魚が一瞬散ってしまっても気が付けば360°魚になっている。
そんな海を全力で楽しんで全14ダイブが終了しました。

このあと再びディンギーが大活躍です!!
全14ダイブが無事に終了し、モルディビアンスターズの皆様に感謝しつつ着替えたら再びディンギーに登場してもらいお土産を買いにマーレのスーパーマーケットへ!

US$で買い物をすると現地の通貨ルフィアで返ってくるシステム。1ドル=15ルフィア。3ルフィアでバスが乗れる。頭が追いつかなかったけれど安い!

結構な量のお土産を買い込んでハシーナに戻ります。増えた荷物を整理しつつ名残惜しさを感じながらログも記入。

ひと段落ついた所で夕ご飯。旅の最後の夜はやっぱりこれが無いと始まらない!!

なんと記念ケーキをカオリさんが用意してくださいました!
モルディブで記念ダイビングの皆さまー!!

そしてハッピーウェディングケーキ!!

あ、間違えちゃった…

ですね!あめでとうございます!!末長くお幸せに!!!

7日目 次はあなたの番ですよ!

そんな夜を過ごし眼が覚めるとあっとゆう間に下船の時間に。

「次は乾季だなぁ。」
そんな親方の声を聞きつつ空港へ。

日本に帰ってきて洗った器材たち。

1年半後モルディブトリップは雨季から乾季へ。

この興奮を味わうのは次は貴方ですよ!!!