これはきれいな映像ではありません。“すごい映像”です。

©︎益田一顕彰委員会

今回ご案内するのは、
約50年前に撮影された水中映画の上映会です。

これらの作品は、
16mmフィルムで撮影されています。

今と比べて拙い器材で
潜水条件も撮影条件も制限が多い中、
何人ものダイバーが関わって、
貴重な映像作品が完成しました。
(1回の潜水で撮れる長さはたったの3分だったそうです!)

しかしあまりに古くなりそのフィルムは
「ビネガーシンドローム」と呼ばれる
変形劣化や癒着、退色が進行してしまい

修復デジタル化の限界期限が
湿度気温が高くなる2026年の梅雨までに
手を打たなければ失われる状態にありました。

「益田一顕彰委員会」が立ち上げた
クラウドファウンディング
が成功し

デジタルデータ化されたものを
いただきましたので、
今回ラフィンメンバーの皆様に上映いたします。

本作品は神奈川県立生命の星・地球博物館
アーカイブズ資料の一部として保管・管理されますが
一般公開の予定はありません。
非常に限られた機会です。

画質は、正直よくありません。
色あせもありますし、揺れもあります。
いまの水中映像に慣れている方ほど、
最初は驚くかもしれません。

それでも、この映像には、
今のダイビングでは絶対に撮れないものが映っています。

僕も話に聞いていただけの
富戸のイルカ漁の克明な記録を拝見し
心が動きました。
(伊豆では昔、イルカが貴重な動物性タンパク源でした)

レジャーダイビングの礎をつくった人

この映像を撮影したのは、
益田一(ますだ はじめ)氏。

益田が日本中の魚類学者に声をかけ完成させた
大図鑑をまとめあげ

伊豆海洋公園ダイビングセンターを創り
いま僕たちが当たり前に楽しんでいる
フィッシュウォッチング中心のダイビング、
伊豆で潜るという行為を文化にした人です。

1950〜60年代、
レジャーダイビングという言葉すらなかった時代に、
「海に潜ること」「魚を観ること」を
一つずつ形にしていった人達がいました。
益田一さんは、その中心にいた人物です。

漁師とぶつかっていたダイバーが、なぜイルカ漁を撮れたのか

当時のレジャーダイバーは、
各地で漁業者と衝突していました。

海は遊び場ではなく、仕事場。
簡単に受け入れられる存在ではありませんでした。

そんな時代に撮影された作品
『富戸の海』には、
伊豆・富戸で行われていた伝統的なイルカ漁
の水中映像が残っています。

これは、たまたま撮れた映像ではありません。

・海への敬意
・漁師との信頼関係
・「記録して残す」という覚悟

それらがなければ、
カメラを持って海に入ることすら出来なかったはずです。

この映像が残っていること自体が、
当時としては、ほとんど奇跡だと言えます。

今回手に入れられた作品

*劣化が進みすぎてデジタルデータ化が無理な作品もあったそうですが、以下の2作品を上映します。

©︎益田一顕彰委員会

富戸の海(25min)
・城ヶ崎海岸の風景
・富戸定置網
・ボラ漁
・タカアシガニやアンコウ
・伝統的なイルカ漁 など

貴重な人々の営みが記録されています。
よく潜る「ピラミッドポイント」も出てきますよ。
こんな前からあったのかー。

©︎益田一顕彰委員会

鮭の帰る岬(24min)
北海道知床半島にかかわる人々を描いた作品。
全編ほぼほぼシャケシャケシャケ!
・鮭の定置網漁(海)
・鮭の捌き方から新巻鮭、いくら造り
・カラフトマスとシロサケの川上り
・鮭養殖、人工授精、孵化

ぜひご視聴ください!

  • 今後も一般公開されない映像作品です
  • 画質は良くありません
  • でも、ダイビングの原点が映っています
  • 当時のダイバーが使っていたレトロデザインの器材も面白いです。

この映像は、私たちが今楽しんでいるダイビングの原点です。

概要

日程:2026年3月末まで随時
場所:ラフィン(ダイビング後に店内で上映)
料金:無料
対象:ラフィンで講習を受講したことのある方

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