読書の秋ということで「昭和文豪風」で書きました。
吾輩はダイバアである。
秋、伊豆にてダイビングを楽しむこと、
まさにその季節は訪れるべき佳境にある。
殊に黄金崎は伊豆の中でも特筆すべき場所にして、
古くより多くのダイバアにこよなく愛され続けてきたのだ。
此度のダイビングが如何に「すんごくいい」と評されるか、
その所以をいささか述べさせて頂こう。
(このへんどすえ)
文豪お勧め① まず、この地は秋が至極である。
晴天が続き碧空が悠然と広がる
その下でのスクウバは、
格別なものである。
秋風が波を穏やかに撫で、
陽の光は波間を割り、
水は青く静かに冴え渡る。
(真鯛の大ちゃんがずっとまとわりついてきてマジ羅生門!って芥川くんが言ってた)
他の季節とは異なる
夢幻の如き世界での
浮遊感を味わうことができよう。
文豪お勧め① 次に水温に触れざるを得ない。
(黄金崎ドオムも、素敵どすえって一葉ちゃんも言ってた)
秋の伊豆は、夏の残り火が海に溶け込み、
温もりを保っているため、
その水温はまことに快適である。
霜月なれど水温は二十度以上を保ち、
初心者であろうが、
久しく潜っていない者であろうが、
ウェットスウツで誰もが安心して
寒さに怯えることなく、
長きに渡り悠然と海に潜ることができる。
文豪お勧め③ 何よりも魚たちの饗宴である。
この時節、南洋から暖かき潮流が流れ込み、
色彩豊かなる熱帯魚がその海中に舞い踊るのである。
(南方系はカラフルだし、ヘンテコデザインが多いから失格!って、太宰くんも言ってた)
黄金崎の浅瀬には、
初心者にも容易く観察できるほどの魚群が集まり、
その色とりどりの魚たちが、
さながら絵巻物の如く目を楽しませてくれる。
(ミリサイズの老眼殺しもいっぱいいて辛い!ってイケダが言ってた)
この豊かな生命の舞台は、
透明度高き海でこそ一層鮮明に、
その動きや美しさが引き立つのである。
まるで広大な水族館の中を泳ぐが如く、
探検心を揺さぶる一興であり、
自然が成した造形美を味わう贅沢なるひとときであろう。
文豪お勧め④ 潜水後の温泉もまた尽きぬものだ。
(名物・馬ロックどすえ。お馬にみえるでおじゃる)
黄金崎にはスウツのまま浸かれる掛け流しの温泉があり
紅葉に包まれながら疲れた体を癒すことができる。
湯に浸かり、空と海との境界線を眺め、
海中での出来事を振り返り、
またその感動に心を浸す時間、
それはまさに贅沢である。
斯く紅葉と海に包まれ
日々の煩わしき思考を払拭し、
真の安らぎをもたらしてくれることであろう。
さぁ、みんなで潜りましょう!
詳細
【ポイント】
西伊豆:黄金崎ビーチ
*今年は特に水温高いのでウェットスーツでもいけます。(セミドライなら超快適シーズン突入です)
【金額(2ビーチダイブ)】
一般¥16,000 (税込¥17,600)
チケット2枚使用 +¥2,000 (税込¥2,200)
*レンタル代別途
【参加資格】
オープンウォーター以上
【定員】
8名様まで