野生のイルカと泳いだことはありますか?
先日、イルカと遊びに御蔵島まで行ってきました。
初めて野生のイルカと泳いだのは96年か97年の小笠原で、僕はまだダイバーじゃありませんでした。その辺にあったゴーグル(マスクじゃなかったです)、足ヒレを貸してもらってボートで沖に行きました。こんな風に海で遊ぶのが慣れてなくてとにかく新鮮でした。
「イルカなんて本当に日本にいるんかな?」と半信半疑でしたが、港でたらすぐに群れが現れて目をひん剥いた記憶があります。大分あとになって、「野生のイルカとこんなにフレンドリーに遊べるところってそんなにないんだよ」って教えてもらいました
イルカ速くてぶっちぎられちゃうし、まずボート上から群れを探して、見つけたら群れ先回りして、水入って、遊んでもらえなかったらまた乗って・・をずーっと繰り返します。けっこうハードです。みんなゼーハーしてます。港出たらずーっと水面なので酔ってしまう人も多いです。
だけどみんな何かの宗教のようにイルカを追い求めるんですよねぇ。あのパワーはどこからくるのか。取り憑かれたかのように海中に引きずり込まれていきます。
キューキューと鳴き声が聴こえたり、不意に死角からイルカが自分を覗き込んできたり。イルカと遊んでるというか、遊ばれてるようなそんな時間です。
ドルフィンスイムはスキンダイビング(素潜り)です。スキンダイビングが上達するとスクーバも上達しますが、その逆はありません。
「もっと練習して上手くなって、また来年イルカに遊んでもらいます」
野生のイルカと泳いだというだけじゃなく、そこで得られた経験が彼らをより素晴らしいダイバーにしてくれます。野生イルカの寿命はまだ良くわかってないらしいのですが30〜40年くらいなんだそうです。
あなたの心を奪ったあのイルカ、またきっと会えますね。
(今回の画像は全て先日の御蔵島で撮ったものです)
It doesn't turn out the way you throught, but it turns out the way it was done.
「思ったとおりにはならないが、やったとおりにはなる。」
練習した分だけ、みんなイルカに近づけました。その距離がもつ意味を心の中で噛み締めながら、また海に潜りましょう。お疲れ様でした。#爆笑いるかちゃん pic.twitter.com/yL4Vdot04p— 池田laughin'大峰 (@Laughin_DIVE) 2018年4月23日